ヨーロッパ・オートルートスキー前半/La Haute Route ski 1st period
最近は日本でのパウダースキーが世界にも有名になってものの
スキー発祥の地ヨーロッパ、
事にスポーツとしてのスキーや山岳の本場ヨーロッパの
「オートルートスキー」は世界中のスキーヤーの憧れだ。
一度は行ってみたいと思ってはいたモノのまさか本当に行けるとは思ってませんでした(苦笑)
ガイドのツベートも通しで「クラッシクルート」に行ったのは初めてとの事
中嶋を含めて参加者3名ももちろん初めてだし
(1名は以前前半のみトライして天候のため敗退だったとか)
中嶋に至っては「で、それ何処?シャモニーとツエルマットの間だよね?」
ってなくらいしかしか解ってませんでした

でもイロイロ調べていくうちに憧れはドンドン膨らむと共に
「私でも行けるのかなぁ〜」と不安に・・
まずは高所が「?」そして体力が「??」+テレマークが「???]
日本で何度がトレーニングをしましたが他のメンバーが全員スキーと言うこともあり
テレマークを断念して急遽ブーツ
(ガルモント・ファントム/インナーにスーパーフィートを入れました)
を買い求め古いスキーで参加となりました

さて「オートルート/La Haute Route 」とは何ぞや?ですが
モンブランの麓、シャモニーからマッターホルンの麓ツエルマット
を結ぶ標高3000mを結ぶ「高い道」と直訳されます
19世紀にイギリス人パーティが夏のオートルートを初完走したときには
「ハイレベルルート」と呼ばれていたようですが、
その後、冬期にスキーでこのルートをクロスする挑戦が続けられ
最後の難関「グランコンバン」を抜けるプラトーデクラワールを
1911年に初通過したことを持ってこれを「完走」とし、
このルートを基本としたものが現在「クラッシクオートルート」と呼ばれているようです

【クラッシク・オートルート】
1日目 シャモニー、アルジェンチエーヌ村kらシャルドネのコルを抜けトリエント小屋
2日目 トリエント小屋からシャンペックス(街)に降りて車でブルクサンピェール(街)へ
3日目 グランコンビンの袖を長く谷間を登りバルソレ小屋
4日目 グランコンビンの南、難関プラトーデクラワールのを通過して
    これまた難関のヂュモントデュランドの氷河をトラバースしてシャリオン小屋へ
5日目 オテマ氷河を緩く長く登り近代的なビエネッタ小屋へ
6日目 3つのコルを通り長い長い滑降でツエルマットへ滑り込む
++  オプションでアデルパスアデルパスを通りサスフェーへ抜ける

上記行程の中では1日目と4日目(特に4日目)の条件が厳しいしし
3日目も機動力に頼らず1400mを登らなくてはいけないため
今日では北や南のコースをたどりツエルマットへ下る多くのバリエーションが存在しているし
数年前に「ソウルスライド」で紹介されたように滑りを重視した
ツエルマット→クールマユール(イタリア)→シャモニーという
通称「裏・オートルート」というモノもあるそうです

聞いたところではこのクラッシクルートにこだわって挑戦している人の多くは
ヨーロッパ人ガイドを伴っての人達では無くアメリカ人が多いようです
たぶん地元ガイドは特別なリクエストが無い限り
このルートにリスクを感じるので避ける傾向があると思います
実際私達と宿泊や行程を大体共にしていたパーティは
アメリカ人3人、カナダ人8人、イタリア人2名、敗退して帰った親子がアメリカ人
とヨーロッパ人以外が多く、
オーストリア人6人が居ましたがこの人達は全員ガイドだったみたいです・・
(仕事では無くみんなで長年計画して初めての実行だったとか)

いずれにしてもオートルートのを抜けられる可能性は50%らしく
半数は天気や雪のコンディションでの敗退を余儀なくされるとか
増して難しいのがフランス・スイスの山小屋は全て予約制のため
天候やコンディションによる予約の取り直しが難しい!
カナダ人チームも予約が取れないため他の小屋で待機をしていたりして
時間に制限があるパーティにはかなり厳しいモノににあると思いました

その中で私達は天候にほぼ恵まれてツエルマット迄抜けられた事は本当にラッキー
+予備日にダブルブッキングしていたり(キャンセル代はかかるけど)
現地のクリス(以前日本に住んでいた)が予約を上手くしてくれたり
ツベートガイドが諦めないで山で停滞してくれたおかげです。
特に前半は「良いのかなぁ〜」というくらいの晴天
しかも今年は雪が多く危険な箇所もかなりカバーされていました!
メンバーも良かったし
心配していたよりかなりリラックスして楽しむことが出来ました

(その2に続く)

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