富士山冬山講習レポート

                                       写真提供:講習生 Y・S←講習風景は無いわけ・・?
12/4(土) 曇のち雨
  10:30 富士吉田口五合目駐車場
  11:30 佐藤小屋発(不要な物はデポ)
  12:30 七合目トモエ館上部から吉田大沢へ
        堰堤から鳥居莊下にて講習
  16:30 講習終了下山
  17:30 佐藤小屋
12/5(日) 晴れ
     富士スバルライン崩落のため講習はせず。ツヴェート・エラン号を駐車場に残してバスにて下山
     *他車のガラスが割れていたり,エラン号もジェットパック破損の事態
     
【講習内容】   
1)雪上歩行:キックステップ+ピッケルによる雪面カッティング
    (短い距離でスピーディに行動したい時アイゼンなしで登行する)
    ・ブーツのつま先で雪面を蹴りこむ(膝〜下腿の振り子動作で効率よく)
    ・下山時は踵から(膝を伸ばし重力に対しまっすぐな感じで)
    ・雪面がハードになってきたら斜登行,およびピッケルブレードで雪面を削るようにステップを作っていく
    ・ピッケルで自分の足をキズつけないこと,安定した足場を作ること
2)滑落停止
    ・どのような体勢(頭が下だったり)からも瞬時に停止姿勢を作る
    ・ピッケルは胸の正面に構え,体から離れないこと
    ・早期に止めること
3)スタカット・ビレイ:一人が確保して一人が行動する
   [スタンディング・アックス・ビレイ]
    ・ヌンチャクをつけたピッケルを鉛直方向に埋め,その上に立つ
    ・肩がらみでビレイ 
   [アンカー(スノーバー,デッドマン)による支点+ボディビレイ]
    ・アンカーは斜面に対し鉛直方向よりも雪面に少し傾けて打ち込む
    ・シャベルのような向きにならないこと
    ・長いバーは横向きに埋めることも    
    ・雪面のシュリンゲのあたる部分には溝を付ける(下方に荷重がかかったときアンカーが抜けないため)
    ・雪面に座って腰がらみでビレイ(足で踏ん張るようにする)
4)雪上懸垂下降
   [スノーきのこ]
    ・雪質によって円の大きさ・深さを考える
    ・下降開始時にロープが「きのこ」からはずれないように気をつける
      (姿勢を低く,ロープがまっすぐ懸垂方向に荷重がかかるようにする)
   
   [ピッケル回収システム]
    ・ピッケルと懸垂ロープを結んでおき,結びのある側のロープを引くとピッケルが回収出来る
5)雪上歩行(アイゼン)
    ・足底がフラットになるようにしてアイゼンの爪で雪面をとらえる

【感想】
  とにかく一日目,天候がもつうちにと遅くまでねばった講習.夏富士は砂埃がひどいが,
  今回雪も少なく強風で石まで飛んできた・・・.目出帽・ゴーグル必携である.
  冬仕様になってないうちは手袋での行動や,厚着での身のこなしがぎこちない.
  滑落停止は訓練でさえ危険を伴う.本格的な冬を迎える前には必ずデモを実施し体を慣らすことの大切さを学んだ.
  季節はずれの台風27号や発達した低気圧の影響で雨と風の悪天候の中,
  崩落による交通災害も目の当たりにした.ネイチャーパワーの大きさには驚愕である.

*ツヴェートさんに「短くネ」と言われても,やっぱり長くなってしまいました.
  私たちの学年はいつも何らかの「トラブルシューテイングつき」で、経験値が高い・・・(?)
  とても充実していたと思います.第2弾の冬山講習もきっと何かオプション付きだと思います. 
  ひとまず第1弾終了,ありがとうございました.       

レポート提供 講習生K/F   

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