ナルミズ沢
「例年は3級のグレードだけど、今年は雪渓が無いから1級以下かなぁ」というツヴェートの意見でしたが、
谷川の奥地での雨で急激に水位が増水し、撤退する事に・・・

【9月4日 曇り 晴れ ウツボギ沢到着後小雨 たまに激しい雨】

簡単に考えていたウツボギ沢出会までの2時間半も、結構アップダウンがあり、荷物が重かった講習生は結構大変。
(ツヴェートより何故かみんな重かった・・・)
この時点では湿度も多く、思いの外天気も良好だったので、暑くてみんな沢に飛び込みたい気分だった。

薪を拾いながら、ウツボギ沢出会(広河原)に着いてテント設営。他に此処には2パーティ・最初の徒渉地点に1パーティ)
ツヴェート氏と中嶋はツエルト設営。 支えになる木が無いところでも、ツエルトが設営できるように講習
その後 沢の徒渉の仕方など講習開始。この頃から雨は降り始めていたが、あまり気にすることも無かった。

講習をしながら5mの滝まで少し溯行。そこでザイルの使い方を説明している間に水位が急に増す。
(かすかに雷の音がしていた)
速攻でテント場に戻ることにしたが、往路と見る見る様相を変えていく川に驚愕。
わずか30分かそこらの間に、「テント場まで帰れるんだろうか?」と思うほどに水力が増していた。(8月7日の写真参考)

ツヴェート氏がフィックスロープを対岸に張って、テント場まで戻る。
速、荷物をまとめ撤退を決定 (出会いのトライアングルに居たので危険)
私たちは沢初心者もいるので、早く行かないともう一つの徒渉も困難になると焦るが、
慎重に行動(孤立はしても、流されることは無い、装備もある)
やはり最初の徒渉地点も来たときとは別の川になっていた・・・。
すでに此処のパーティは撤退してました(上の写真参考)

「こんなとこ渡れるのだろうか・・」と思ったが、ツヴェート氏がまたフィックスロープを少し上流の広いポイントに張った。
ビレイはしてると言うモノの、流されてもどうにもならないよなぁ〜と漠然と考えながら、みんな見つめて祈るばかり

全員の徒渉が終わった頃には日も暮れかかっていた。でもまだ足場の悪いアップダウンは続く、
疲労も荷の重さも(だって夕飯食材全部持ち帰り)空腹もあるが、安全なところまでは休まずに歩行。
みんな無口だぁ〜

安全な所まで来て軽く夕食を食べ駐車場に戻る。利用可能な温泉を捜し、湯に浸かって身体を暖める。
身体が暖まってみんな張っていた神経が解れる。
終わってみれば貴重な経験が出来たと思うが、沢って本当に恐ろしい・・・・

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